巨大タコが死んだ
毎日通学の時、朝市を通る。そこに、私の友達一匹いる。巨大なタコさんだ。平日の朝と放課後、タコさんをお見舞いに行ってから学校に行ったか家に帰った。しかし、今週の月曜日、タコさんが意外に消えてしまった。水槽はまだそのままだったけど、タコさんがもういないんだ。
初対面のタコさん
初めてタコさんに会った時、「でかい!」と驚いた。さすが巨大なタコ。その時のタコさんはまだ元気そうで、いつも足を動いて水槽の中で行ったり来たりしていた。小さい水槽で一生懸命に歩いていたタコさんを見ながら、海でのタコさんの様子を想像した。きっとかっこいいなあ~と思った。
私の友達になったタコさん
タコさんのことが不思議なあ~と思って毎日もタコさんにあいさつをするようになった。言葉が通じない一方で、無断にタコさんが友達だと思う。
実は、タコさん、かわいそうだね。元々の家は広い海なのに、そんなに小さい水槽にとらわった。タコさんの逃げ出しを防ぐため、蓋だけでなく蓋の上にレンガもあった。
時々、そう想像した。深夜、タコさんを水槽から出して、海に帰らせる。結果として、タコさんは自由になる。
残念ながら、それはただの想像だった。
二週間前のタコさん
二週間前から、タコさんがあまり元気がなさそうだった。朝も午後もあまり動かなかった。ある日、水槽の中に、もう一匹のカニが入れられた。タコさんの食べ物かなと思ったが、水槽で時間が止まったように、カニもタコさんも動かなかった。タコさんが死んだかと思ったが、まだ息がありそうだった。
タコさんはどこに行ったのか
今週の月曜日のことだった。タコさんが消えてしまった。私の友達がどこに行っちゃったか。
考えながら、一つのことが思い出した。土曜日、ホームステイのおかあさんが家でホームパーティーを行った。その時、私、誰かが持ってきた巨大タコの足を薄く切って、生で食べちゃった。